お客さんに連絡先を聞かれたときの断り方

お客様から連絡先を聞かれたり渡されることがある

接客業をしていると、いつもたくさんのお客様に出会います。
仕事内容によっては、いろいろなことをお客様と話したり、いつも来店して顔なじみとなってくださる方もいます。
それも接客業の楽しいところなのですが、同時にちょっとした悩みの種を作ってしまうことがあります。
それは、お客様から自分の連絡先を教えてと言われたり、逆にお客様の電話番号などを紙に書いて渡されたりする時です。

特にアパレルショップで働いている場合、スタッフは華やかでおしゃれな存在と見なされることも多く、憧れられることがあります。
異性のお客様が来店することが多いお店だと、声をかけられることも増えてくるものです。
好意をもたれるのはうれしいことですが、お客様とスタッフという関係上、そうした個人的な付き合いは断った方が良いと感じるケースが多いものです。
会社によっては、そうした連絡先の交換を規則で禁じていることもあります。
また、仕事とプライベートははっきりと分けたいので、正直連絡先を聞かれても困ると感じる人も多いはずです。

こうした誘いを断る時には、店員であるため困ってしまうものです。
無下に断ると印象が悪くなりますし、そうかといってあいまいな態度を取ると変に期待されてしまう恐れもあるからです。
そのため、明確に断りつつも、店員という立場であることを自覚して丁寧に対応することが大事なのです。

連絡先を聞かれた時の断り方について

具体的にどのように断るかですが、たいていは「仕事中ですので申し訳ありません」と伝えることができるでしょう。
仕事をしている時にプライベートに関わることはできない、と明確なメッセージを伝えられますし、お客様に嫌な思いをさせずに済みます。
もしくは、「ルールでお店として禁止されています」と断ることもできるでしょう。
禁止行為をさらに行おうとするお客様はそうそういませんので、はっきりと断ることができます。

中には、定期的に来店してくださるお客様がいつも声をかけてくることがありますし、断ってもしつこく誘ってくることもあるでしょう。
そのような時は、「付き合っている人がいます」とか「結婚していますので」と伝えるのも効果的です。
単に禁止されているからといった理由ではなく、そもそもそうしたことに関心がないという点を伝えられるので、諦めてくれる可能性が高くなります。

それでもしつこく話してくる人がいるようなら、店長など会社の人に伝えた方が良いでしょう。
仕事を続けるのに支障が出ますし、その後なんらかのトラブルに発展する恐れもあるからです。
また、お店側にあらぬ誤解を持たれないためにも、こうした点を上司などに伝えておくことは大事です。