バイトをばっくれたらどうなるのか?
バイトをしていると、時に職場の雰囲気に耐えられないとか、仕事内容がハード過ぎる、なぜかやる気がまったく出ないといった理由でばっくれる、つまり無断でバイトを辞めたくなることもあるかもしれません。
もし衝動的にバイトを辞めて、勤務先になにも伝えないでいると、問題が生じる可能性が高いので注意すべきです。
というのも、ばっくれるとお店もしくは会社側に大きな迷惑がかかってしまうからです。
アルバイトであっても貴重な戦力で、シフトを回すために欠かせないスタッフです。
前もって休むとか辞めるということが分かっていれば、会社側も対処ができます。
しかし、いきなりばっくれてしまうと、シフトの穴を埋めるために他のアルバイトや社員に大きな負担がかかるのです。
最悪の場合、営業自体に支障が出てしまうリスクもあります。
また、人間関係や信頼が壊れてしまう結果になります。
仕事に対する態度がいい加減であると思われてしまい、大事な仕事を任せようという気持ちがなくなってしまうことでしょう。
同僚にも迷惑をかけることになりますので、職場での関係も気まずいものとなってしまうことも十分ありえます。
給料が受け取れないこともあるので注意
もう一つ真剣に考えないといけないのが、バイトの給料が支払われなくなってしまう可能性があるということです。
法律上は、いきなり無断退社したとしても、今までに働いた分の給料はもらえることになっています。
しかし、突然ばっくれてしまい連絡も取れないとなると、会社側としても給料の振り込みを停止するという措置に出ざるをえないことがあります。
銀行振り込みを停止された場合、給料は手渡しということになりますので、自分で会社まで行って給料を受け取る必要が出てきます。
もう会社には行きたくないと思ってばっくれたとしても、給料のために行かなくてはいけないという事態になる可能性があるのです。
もし、会社にも行きたくない、電話などでの連絡もしたくないということであれば、その給料を受け取れない覚悟をした方がいいでしょう。
ばっくれることで金銭的なリスクも生じますので、よく考えて行動した方が良いわけです。
貸与アイテムや制服は返却しないといけない
仕事で使っていた制服や道具といった貸与アイテムは会社の所有物ですので、辞めることになったら返却しないといけません。
制服などは悪用されることを恐れて、会社としても確実に返却を求めるケースも見られます。
そのため、会社に行くのがどうしても嫌だということであれば郵送で返却するべきです。
貸与品を持ち続けていると、最悪のケースとして損害賠償を請求されるなどのトラブルに発展することも考えられますので、ばっくれるとしても返却はしっかりとした方が良いでしょう。